2013/09/15
毎年9月14日〜16日、鶴岡八幡宮では例大祭が執り行われます。
文治3年(1187)以来、800年の歴史と伝統を持ち、八幡宮の中で最も重要な祭事です。
3日目に行われる流鏑馬は有名で、毎年多くの観光客を集めますが、
(今年は台風の上陸と重なったため、残念ながら中止となりました。)
祭事としての意味合いが最も濃いのは、2日目の「例大祭」です。
そして続く「神幸祭」では、上宮の三基の神輿が若宮大路を渡る様子を沿道で見ることができます。
「神幸祭」は、13時ちょうどにスタート。
宮司さんご一行が階段をのぼって行きます。
雲一つない青空にカラフルな衣装が映えます。
本宮から御神輿(みこし)が出てきました。
桃山期から江戸初期のものと考えられ、神奈川県の有形民俗文化財に指定されているそうです。
大神様を神輿に遷して運ぶので、決してゆすったり、さしたりはしません!
いわゆる御神輿祭りを見慣れた目には違和感をおぼえるほど、御神輿は静かに、丁寧に運ばれます。
白衣、白はかま、白足袋姿の地域の氏子さんたちが、御神輿をかついで静かに、そろそろと石段を下りて行きます。
かなり角度のある一直線の石段だけに、かなり怖いのでは?と想像してしまいます。
宮司以下神職、錦旗、神馬、ちょうちん、太鼓、盾、弓矢などからなる数百メートルの行列が若宮大路を練り歩きます。
二の鳥居のところで、御旅所祭(おたびしょさい)という儀式が執り行われます。
玉串や舞の奉納があり、その間、担ぎ手さんたちは日陰で小休止。
再び、御神輿が担がれて、若宮大路の車道を通って本宮に戻っていきます。
こちらの御神輿は鳳凰印ですね。
3基の御神輿は、それぞれ「鳳凰」が応神天皇(第15代天皇)、「宝珠」が比売神(ひめがみ・主祭神の妻や娘、あるいは関係の深い女神)、「菊」が神功皇后(応神天皇の母)の御神輿なのだそうです。 神様をすぐ近くで拝むことができる、大変ありがたい祭事ですね。
※写真は、晴天に恵まれた2011年のものです
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