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三門梶原施餓鬼会@建長寺

2013/07/15

毎年7月15日、午前8時から建長寺の三門において、梶原景時の霊を弔うための「施餓鬼会」が行われます。 石橋山の戦いにおいて敗走中の頼朝を助けた功績で鎌倉幕府において重用されたものの、讒言者として頼朝の死後に鎌倉を追放されたという景時。 建長寺が開かれて間もない頃の施餓鬼会に、景時の霊が現れて感謝の言葉を述べたという逸話が残っているのだそうです。


三門下に建長寺派のお坊さんが集まり、お経をあげます。 この時のお経は、サンスクリット語の『般若心経』(梵語心経)なのだそうで、独特のメロディラインが荘厳でもあり、どこか悲しげでもあり。

三門からは、施餓鬼幡(せがきばた)と呼ばれる、各如来さんの名前が記された布が下がっています。 お坊さんたちは「水向け」と言って、三門前に設けられた施餓鬼棚に向かって桶に入った水を撒いて供養します。 終了後、一般参列者も「水向け」をすることができます。

西暦1200年に謀反人として殺害された梶原景時の御霊を弔う梶原施餓鬼法要。 800年以上前の出来事なのに、かわらず毎年法要が続いている。 この世界には、われわれとは違う時間が流れているんだと感じました。 ※かつては午前に一般の「施餓鬼会」、午後に景時のための「施餓鬼会」と分けて開催されていたものが、現在は8時〜の約1時間の中で続けて行われているのだそうです。 >>参照ブログ「はまれぽ.com〜施餓鬼会(せがきえ) 梶原景時」


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